クリティカル•シンキングを深く理解したい
ロジカルシンキングはよく話題になるようになって久しくなった。(もはや社会人にとっては指を✕にすることで、お会計のマークレベルで浸透してるかと)
その名も、哲学思考トレーニング。
僕も二年前のこの頃にロジカルシンキングというものを知り、色々なノウハウ本を読み漁っていた。
結局、自分で考える(Output)するしか身につかないので、ノウハウ本は色々な視点(方法)で説明しているものを読んでいた。
で、実際に自分で考えないと身につかないと知りながら、クリティカル•シンキングを手に取ったのは偶然だった。
- 作者: 伊勢田哲治
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/02/14
- メディア: Kindle版
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実は、Kindle本で古典は無料が多いので哲学の本も読むだろうなぁと思って、哲学の入門書として購入したつもりだった笑
まだ、哲学書を読んだわけではないが。
この本は哲学思考というよりかは、哲学の考え方から少し離れ、クリティカル•シンキングに寄ってる本だった。
というのも、哲学(論理学)を考える上での原理原則や定義と背景について解説されていると思った。
しかし実際は、クリティカルシンキングをする上でのフローを示し、そのフェイズごとに哲学で使われている考え方のいいとこ取り(バラバラ)している内容である。
と同時に、クリティカル•シンキングは哲学や論理学という古典的手法の廉価版であると言える。
そのため、この本を読めば巷のクリティカルシンキングをより、深く理解することが出来る。
そして、この本を読んで哲学や論理学というものに興味関心が出た人のために参考書籍も載せてあるので、哲学(論理学)に対して深く学習するきっかけになると思う。
~読んでみての感想~
この本を読む上で必要なのは
巷のクリティカルシンキングを知っている上で書かれているので、①クリティカルシンキングを知っている。ことが求められる。
また、哲学の有名どころ等からジャンルばらばらにツールが出てくるので、②哲学(論理学)の用語を把握している。ことも必要であると思う。
正直、(Kindleだとさらっと進んでしまうからなのか)用語を逐一理解して進まないとページ往復することになる。
また、ロジカルシンキングと同じで、クリティカルシンキングも実例などで考えてアウトプットしないと身につかないのでイメトレしながら読むべきかと。(僕みたいに違う色々な本を読み漁って色々なケーススタディを知っていくパターンもあると思うが)
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今は『採用基準』で有名なちきりんさんの『自分のアタマで考えよう』を読んでいる。
neverまとめで、クリティカルシンキングの入門書みたいに書いてあったけど、ロジカルシンキングと変わらないという
ちなみに、ロジカルシンキングもクリティカルシンキングも『考えて答えを出す』ことには変わりがないので全く別物と思わないようにしている。
ただ、どこかのフローに特化して説明されているということは意識して取り入れている。
そうすれば、色々なビジネス書籍も棲み分けがついて、自分の中で納得し理解できるようになると思う。