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大量採用は就活で考えるべきか

就活の会社選びの際に「あそこは大量採用だからー」とか言いながら敬遠する人を就活の時によく見かけられた。自分もこの点はよく考えていたが、なぜ敬遠するのか曖昧であったため自分なりに考えてまとめていた。

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  • 大量採用=デメリットか

大量採用がそもそもデメリットなのかについてである。

結論から言うと、大量採用自体がデメリットとではなく、その大量採用する背景とフォローアップに問題やデメリットが存在する場合があると考えた。

●大量採用を必要とする背景
大量採用を必要とする背景として、①もともと必要人数が多い②すぐ足りなくなるが挙げられる。

①もともと必要性人数が多い
特にグローバル展開している大企業に言えることである。これは悪い原因ではなく理解できる事である。やりたい仕事も各地にあり、むしろ場所などを限定しなければ希望の仕事が出来るメリットと考えた。
しかし、規模が大きく拠点数が多くあっても限定される職種がある。それは、CEOなどの所謂大出世である。社長は何人も居ないのでこの席を取るとなると大変である。また、人気の職種については、(ライバルのレベルの違いを除けば)規模の大小に関わらず倍率の高さは変わらないと思う。


②すぐ足りなくなる
これが大量採用をデメリットと印象付させているのだと思う。すぐ辞めるから補完が必要なため、大量に採用する。終身雇用を夢見ている学生にしかとっては、これが悪いイメージをもたらしているのではないか。

②であるかどうかは、新卒採用で補填していた場合、従業員の平均年齢が若く若年化していることが特徴として挙げられる。


●大量採用した後のケア
大量採用だと雑に扱われる。という印象を持たれるが、それは企業の教育制度によるものではないか。
よくあるのが、毎年大量採用しており先輩も大量にいるのでワンツーマンでの教育を可能としている場合である。

ただ、そこでの教育が~等は採用制度よりも研修制度の問題であり、大量採用だから雑な研修であるとは限らない。採用者数が多ければ、指導可能な人数も多くすることは可能であるから。

逆に、福利厚生などで赤字になるようなサービスは規模が大きいと大赤字になってしまうため少なかもしれない。しかし、原価スレスレのサービスなら、規模の優位によって収益が得られるので充実していると考える。


  • どこからが大量採用か

ただ、一概に大量採用だ。と言ってもどのくらいが大量採用なのかは想像出来ていない人が多いのではないか。
大量採用はデメリットだと言っても、大学4年まで大量採用されている機会の方が多いのではないか。

同期というと、高校や大学のひと学年の人数は就活で考えれば大量採用であると思う。早大量採用と言われるような企業の採用人数も、早慶やMARCHなど私立文系のひと学部の人数で収まってしまうのではないか。

そして、多くの大量採用なキャンパスライフを送っている人は自分が大量採用だと感じて生活しているだろうか。

大学などで大量に同期がいようと、自分一個人としてはあまり影響がないと思っていないなら人数にはあまり拘る必要がないと考えた。

ライバルが多いと大変と言っても、人数よりもライバルのレベルの高さが争点かと。


ただ、人数が多ければ学生生活でもあると思うが、下を見ればゼロではない•仲間がいると思い停滞する可能性が高い。そのため、大勢の中で成長していく意欲とそれを維持するモチベーションの管理は必要である。

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このようなことを問答しているうちに、自分が就職活動の時に考えたのは、大量採用自体には問題がないと結論付けた。

結局、採用の人数が多い少ないよりも、①採用後の教育制度②周りのレベルの高さが比較するポイントであると自分の中では納得した。