余生を楽しむ

社会人になると時間が無い、学生のうちに思いっきり楽しめ。

相手の人間性をよく知るためには

最近、自分の関心•専門の本を読んでます。僕の専門は経営なのでビジネス書籍になるのですが良い本に巡り会えてます。

 
その中でも特に斬新でかつ本質的な内容でとても良かったので紹介したいと思います。
 

 

 

 

「好き嫌い」と経営

「好き嫌い」と経営

 

 

 

 

「好き嫌い」について楠木さんが超有名な経営者の方々にインタビューをする本です。
 
「好き嫌い」で聞いてくと圧倒的に深いインタビューになりますね。ビジネスうんぬんや上っ面な質問とは異なり、本人の価値観に踏み込んで質問でインタビューのスタートから深いです(笑)
 
楠木さんのブランドもあり、対談する人たちも超大物です。この人たちの価値観に触れられるのはとても良い本でした。
 
 
  • 「好き嫌い」と人間
 
本書では「好き嫌い」と「良し悪し」の違いはよく出てきます。この違いは他の本でも共通してる話なんじゃないかなと思います。
「良し悪し」よりも「好き嫌い」が大切であり焦点をあてるべきだ。僕が最近読んだ中では、為末大の「諦める力」が共通しているなぁと思いました。また、「良し悪し」に社会がこだわり過ぎていると批判している(と、僕は感じました)本に、養老孟司さんの「バカの壁」がそれに当たるかなと思いました。
 
 
比較しても何も生まれないし、それ以上の物が生み出せない。自分が自分で決めていくことに意味があり、存在価値があるのではないか。そんなことを最近本から教えられていると思います。
 
「好き嫌い」は人間の本質的な基準なのか
 
周りを気にして比較することは、(厳密には)自分の基準ではなく判断を(他者や数値に)任せているものになります。
 
それに比べて、「好き嫌い」は人間の本質的な判断基準にあると思います。
 
人間が生まれて初めての判断方法は、赤ちゃんが嫌なことに対して泣くことです。それは、「好き嫌い」の判断であり、何にも判断に縛られず本能的な判断だと思います。
 
そのため、「好き嫌い」という判断は生来その人個人の価値観に触れられるのかなと思いました。
 
 
このインタビューもそうですが、誰かをよく知るためには何が「好きか嫌いか」を聞いてみるとその人をよく分かるかなと思いました。

お決まりの、趣味は何ですか?より
好きなことは何ですか?
じゃあ、嫌いなことはなんですか?

の方がよっぽど相手のことを知れるかと。