どの予備校も教えない経済学部と経営 商学部の違い
以前のエントリーでもお話しています母校での講演に際してコンテンツ作りしています。今回の講演は僕の大学での学業について話します。
大学受験生の高校2年生に話すのかと思ったら、高校1年生に話すという…まだ、ピカピカの高校生で大学とか考えたくないでしょ感
僕はずっと数学が得意な文系で、数学利用できる経済•経営•商学部に絞ってました(笑)
まぁ、数学(と化学)が得意だったのに文系を進んだのもビジネス系に強くなりたいという将来像があったので選んだわけですが…
- 経済学部と経営学部の違いが分からない
僕は父が経済学部ということもあり、経済学部の話を聞くと自分がなりたいものとは違うと感じてました
この経済学部と経営学部の違いは、予備校でもあまり大きく取り扱ってません。ここに非常に危機感を感じています。
ちなみに今回話す上で…
- 取りあつかう対象
●経済学部
経済学部は経済活動が研究対象になります。
経済活動は、財やサービスの生産と消費の活動のことです。
●経営学部
経営学部は企業を運営する上で関わるものについて研究をします。
●両者の違い
僕はここの基礎的なところに対しても、大きな違いがあると思っております。
について取り扱う。
言わば、「コトとモノ」のぐらい次元が違うと思っております。
- 経済学部の扱う内容
経済学部は経済活動に対して学ぶことが一連の流れのようになってます。
内容に関しては、上のスライド(画像)を参考にしていて下さい。
また、ミクロ•マクロは扱う内容が活動であるため、数式によって未来を予測•推測をしたりします。そのため、数式をよく扱います。
そして、経済政策もその数式を用いるミクロ•マクロ経済学を基礎としているため、よく数学を用います。
ミクロは経営•商学部と一緒だ。
ととんでもないことを言う人がいますが、知ったかぶりの権化です。その人を信じないでください。
- 経営学部
経営学部は企業に関するヒト•モノ•カネ•情報について扱います。
正直、IT化•なんでもマーケ目線などで色々なものが掛け合わされている現状がありますが、少なくともこの中にあるものは全て経営学部で学ぶものです。
僕の中ではこんな感じに分けています。
経営学部はある特定のジャンルについて深く研究するようなイメージでいいと思います。
そのため、一つの企業についてコメントするにしても、マネジメント目線やマーケティング目線、会計財務目線など異なる視点から意見を言っています。
また、ジャンルからも分かるように、数字など定量的なものを扱うものは限られ、定性的なものをよく扱います。
また、数字を扱うにしても数学よりも算数という色が強いです。
ミクロ経済と経営では、対象は同じだとしても全く違う内容です。
そのため、経営学部は数学力よりも、洞察力が求められると思います。
.........................................................................................
僕は数学が得意でしたが、経営学部は数学を求められなかったでした。
その代わり、大学に入って初めて学ぶビジネスについて知り、考え抜くということを求められました。
逆に経済学部の友達の参考書や資料を見せてもらった時、微積分やシグマを今でも使ってるのを見て経済学部じゃなくて良かったと思いました(笑)
中学生の英語のように、ビジネスは大学に入って初めて学ぶ分野です。
学校の勉強が合わなかった人も是非とも初めてのビジネスを得意分野にするのもいいと思うのですがね。
そして、この経済学部と経営学部の違いを高校生に伝えるのは、重要な使命を持たされていると僕は思ってます(笑)
どこの予備校もちゃんと把握してないし、高校生にも正しく伝えられてない。そんな教育現場にマイク1つでぶん殴りに行きたいと思います。
と言っても、高校1年生なんですよね(笑)
この話聞いても、もともと経済学部経営学部とはなんぞやってなるような…
若干、ターゲットとのギャップと無駄な話になってしまいそう…(勿体ない話にならないようにしたい)